うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [う]
うる星やつらの劇場版二作目
TVシリーズの前半のドタバタした感じが強く出ているのが1作目オンリー・ユー、ラムとあたるの二人に焦点を当てられたのが3作目のリメンバー・マイ・ラブ、本作は前半こそ友引高校の賑々しい様子を描いてるがその内容は・・・
TVシリーズでも監督をしていたがこのビューティフルドリーマーの監督だったことからその名を覚えた押井守氏
このエヴァで庵野氏がアニメ作品の監督として有名になったがそれまででアニメの監督ってことで名前が浮かんだ方 (ジブリとかガンダムのあの方を除いてね)
ストーリーはあたる達が在籍する友引高校の文化祭の準備期間中が舞台
メガネが趣味に走った軍服喫茶?の準備で学校に泊り込む一同、他のクラスも仮装のまま文化祭準備をしてるわ、校長室の上の教室に面堂は自分が収集しているレオパルドを持ち込むわと大騒動の中、時折つばの広い帽子で顔を隠した少女が校内を徘徊している
そんな騒動を担任教師の温泉マークは御しきれずに疲労困憊 しかし「明日になれば文化祭当日」と無理を押して務めるもついにダウン
校医のサクラは一旦帰って休養を進めるが渡した薬の間違いに気づいて温泉マークの自宅を訪れるがそこは埃とカビにまみれた部屋になっていた
数日帰っていないだけの部屋の変化から今の状況のおかしさに気付く温泉マーク、更に温泉マークが言う「文化祭前日を気付かぬまま繰り返しているのではないか?」という指摘を受けたサクラは校内泊り込みを禁止
しかし電車に乗って帰るはずが元の駅に戻り、車に乗って帰るはずがなぜか友引町から出られず異変は徐々に自覚できるようになり・・・
ってな感じで話は進みます 表題のビューティフルドリーマーは美しき夢見人ってことでラムの事
偶然ラムと出会った人の夢を叶える存在「無邪気」が 悪夢に変わる事がない夢としてラムを見込んでその夢(希望)を叶えた世界であることが判明するが後にバクによりその夢は破壊され、ラムの希望だった「あたるたちといつまでも楽しく過ごす」ことは一夜の夢として目覚めて物語は終わります
友引高校の面々の賑やかさや日常のループとその謎(今ではループ展開は珍しくなくなったけどね)、あたるが無邪気に自分の願望を叶えさせる件であっさりラムに惚れている事を認めたり、夢から醒めるためにラムが手を貸したりなどあたるとラムの関係も描かれていたしよくまとまってます
ただTVシリーズをみて人物関係のバックボーンが分かっていないと楽しめないため誰でも面白いと思えるかは疑問ですが劇場版シリーズの中では一番よかったかなと・
コメント 0